ヒルクライムにおける体重とタイムの関係

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taijukei
ヒルクライムが少しでも速くなるように引き続き鋭意減量中のゑビスです。

さて、ヒルクライムにおける体重とタイムとの関係については、先日の紹介記事にもちらっと「約0.45kg体重が増えるごとに、1マイル(1609m)の登りで15~20秒遅くなる」といったおおまかな情報がありましたが、減量のモチベーションを保つためにも、たとえば5kg痩せたらどれくらいヒルクライムのタイムを短縮できるのかもう少し具体的に知りたいところです。

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ツールを使って減量とタイムの関係を調べる

そんなわけでここのところ関連のありそうな記事をネットで色々と漁っていたのですが、ある記事に峠の距離や平均勾配、漕ぎ手の平均出力や減量重量などの数値をもとに、どれだけタイムを短縮できるかを計算してくれるウェブツールが紹介されていました。

このツールが内部で行っている計算にどの程度科学的な裏付けがあるのかはわかりませんが、実際に痩せてからある峠を登ってツールのはじき出したタイムと現実のタイムを比較してみた方の話ではなかなか正確だったということです。

そこで今回の記事では、普段よく私がヒルクライムしている京都の馴染みの峠のデータを入力して、○○kg痩せた場合どのくらいタイム短縮できるのかを調べてみることにしました。

なお、記事の一番最後にツールの簡単な紹介・説明もしておきますので、「京都の峠なんて俺には関係ねえよ!」という方も、是非ご自分のお馴染みの峠のデータ等を入力して、色々シュミレーションして遊んでみてはいかがでしょう。

京見峠

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  • 全長:3.2km
  • 上昇高度:211m
  • 平均勾配:6.2%

まずは京見峠から。京見峠を知らない方のために簡単に説明しておきますと、京都市内から最もアクセスしやすいところにある峠で、週末にはたくさんのライダーが京都市中から訪れる人気スポットです。峠を登って少し行くと湧き水もあるため、ボトルに飲料を入れずに登ることができるので、重量的にもお財布的にも大変優しい峠になっております。

全長は3.2kmなので、長すぎず短すぎずで丁度良い感じの距離ですね。平均勾配も6.2%なので、激坂というほどでもなく基本的に登りやすいです。ただ最大勾配は10%ほどあるので、けっして楽な峠というわけではありません。とくに後半のゴール手前が一番傾斜がキツいためあまり前半から飛ばしすぎるとゴール手前で大きく失速することになるので、ペース管理が重要になってきます。

さて、ツールには平均出力250W重量75kg、路面状態はやや荒れたアスファルトという仮定で計算してもらおうと思います。ちなみに重量は、ライダーとバイクとヘルメットやシューズなどその他の備品も含めた値です。といっても厳密に計ったわけではなく、あくまで概算値ということでご理解ください。

とうことで早速結果発表です・・・35.38秒!思ったよりもタイムが短縮できない印象ですね。少なくとも1分くらいタイムの短縮になるのかなと思っていただけにちょっとショック(笑)。

ならばと言うことで、7.5kg減量した前提で再び計算してみます。結果は・・・52.76秒!。うん、これくらいなら減量のモチベーションが上がるというもの。というわけで、急遽5kg減量の目標を7.5kgに変更することにしました(笑)。

もうこうなったらついでに10kg減量した場合も調べてしまいましょう。結果は・・・69.92秒。同じエンジンのままでも10kg痩せれば70秒タイムが速くなるとは・・・。やはり減量がいかにヒルクライムのタイムを縮めるのに効果的なのかがわかりますね。

花背峠

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  • 全長:5.6km
  • 上昇高度:639m
  • 平均勾配:8.8%

続いて花背峠です。観光名所である鞍馬寺を少し登った地点からスタートする峠です。国道・舗装路の峠として京都府下で最も標高が高いのが花背峠のようですね。標高の高さゆえ、気温も市内より5度以上低いことが多いので、春先にうっかり薄着で登ってしまうと寒さで死にそうになることもあります。

路面状態はあまりよくなくボコボコのアスファルトが8割くらいでしょうか。そして細い峠道なんですが、時折バスも通るので注意が必要です。

全長は5.6kmと長めです。そして何より平均勾配が8.8%もあります。Veloviewerの画像も京見峠と比較してかなり凶悪な感じになっていますね(笑)。イメージとしては勾配10%クラスの登りがコース全体に満遍なく散らばっている感じでしょうか。

序盤にかなり緩い勾配の区間があるので、そこでいかに飛ばせるかがタイムを短縮するには重要になってきます。とはえいここで飛ばしすぎて息切れしてしまうと、頻発する10%クラスの登りに対応できないのでさじ加減も大切です。

さて、ツールには、平均出力250W重量75kg、路面状態はやや荒れたアスファルトという仮定で計算してもらいます。標高も高いので空気密度の数値も少しだけ変更しました。

ということで結果発表です。まず、5kg減量すると96.63秒のタイム短縮につながるという計算結果が出ました。続いて、7.5kg減量すると144.54秒のタイム短縮につながるという計算結果です。最後に、10kg減量すると192.14秒のタイム短縮につながるという計算結果でした。

5kg減量でも、1分40秒近くタイムを短縮できるということなので、とりあえずさっさと5kg痩せて、本当にそれだけタイムが縮まるのか確かめに行きたいところです。

神明峠

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  • 全長:7.8km
  • 上昇高度:386m
  • 平均勾配:4.9 %

最後に神明峠です。トロッコ電車や保津峡下りで有名な保津峡の北にある峠です。

道中の大半は人気のない深閑とした峠道ですが、途中に柚子畑や良い意味で鄙びた集落を抜けるので風景によって気分転換などもしながら走ることができます。

この峠の特徴は全長が7.8kmと、かなり長いという点でしょうか。平均勾配は4.9%ですから、基本的には登りやすい斜度の峠道が延々と続くような感じです。

さて、そんなわけで勾配がやや緩めで距離が長めの峠だと減量によってどのくらいのタイム短縮効果が生まれるのか調べてみることにします。

ツールには、平均出力250W重量75kg、路面状態はやや荒れたアスファルトという仮定で計算してもらいましょう。

結果発表です。まず、5kg減量すると67.55秒のタイム短縮につながるという計算結果が出ました。続いて、7.5kg減量すると100.60秒のタイム短縮につながるという計算結果です。最後に、10kg減量すると133.14秒のタイム短縮につながるという計算結果でした。

勾配が緩めだとあまりタイム短縮効果は生まれないのかなと想像していたんですが、7.5kg減量すれば1分40秒ほどタイムを短縮できるということで、距離が長い分減量によるタイム短縮効果もそこそこ期待できるようですね。

ツールの使い方について

肝心のツールですがAnalytic Cyclingというサイトの「Calculate Benefit From Less Weight」というページで公開されています。

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まず、一番上の2つ「Effective Frontal Area(有効前面面積)」と「Drag Coefficient(抵抗係数)」ですが、基本的にデフォルト値のまま利用すればOKです。

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Air Density(空気密度)」ですが、Sea Levelのときに1.226となっているので、日本の大半の峠の場合だと1.2くらいに設定しておけば良いのではないかと思います。まあ500M以下の標高だとあまり神経質になる必要はないでしょう。ただ、さすがに1000M級の峠になってくると大分タイムにも影響が生まれるので、その場合は峠の標高に合わせて適宜値を変更してください。

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Weight of Rider and Bike」は、ライダーの重量とバイクの重量とを足した総重量を入力します。裸でバイクに乗っている変態紳士の方を別にしてライダーの重量としてヘルメットやシューズなどの重量も加えておきましょう。また、ツールボトルや飲料用ボトル、鍵などの重量も必要に応じてバイクの重量として加算しておきます。

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Coefficient of Rolling Resistance(転がり抵抗)」ですが、アスファルトの普通の舗道の場合はデフォルト値の0.04に設定します。日本の峠道にありがちなやや荒れたアスファルトの路面なんかだと0.05~0.06くらいに設定しておけば良いと思います。

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Slope(勾配)」ですが、平均勾配を入力します。ただし、平均勾配が5%の場合は0.05、8.8%の勾配の場合は0.088という形で入力します。ここを間違えて入力してしまうととんでもない計算結果になってしまうので気をつけて下さいね。

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「Power(出力)」ですが、パワーメーターなどでその峠を登ったときの平均加重がわかる方はその値を入力すればいいですが、わからない方は、(もしその峠がStravaの区間に設定されているならですが)Stravaの区間のリーダーボードを観て自分と同じくらいの体重・タイムの人の出力値を参考にするといいかもしれません。

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「How Much Less Weight?(どれだけ減量した?)」は特に説明はいらないと思いますが、5kg痩せたらどうなるかを調べたい場合は5と入力します。

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「Over What Distance?」は峠の全長距離を入力します。単位がキロメートルではなくメートルなので注意して下さい。

後は、「Run Model」というボタンを押せば、ツールの左側に計算結果が表示されます。「Faster by」の項目で何秒タイムが縮まるか、「Ahead by」の項目で距離換算で何メートル分に相当するかがわかります。

まとめ

そんなわけで本日はWebツールを使って、ヒルクライムにおける体重とタイムの関係を調べてみました。

皆さんももしタイム更新を目論んでいる峠があるなら、減量によって一体どれくらいタイムが短縮できるのか具体的にシュミレーションしてみてはいかがでしょうか。

辛い減量のモチベーション維持につながること間違いなしですよ。

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