Zwift用のスマートトレーナーとしてElite Qubo Digital Smart B+を選んだワケ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
Photo By Ebisu
Photo By Ebisu

昨年の梅雨の頃からずっとZwiftを始めたいなぁと思っていたんですが、始めるにあたってはローラー台を用意したり、プレイ用の室内環境を整えたりあれこれ面倒臭いことが多いので、毎月「よし来月から始めるぞ!」と心に誓っておきながらなかなか腰の重かったゑビスです。

けれども年が替わって2016年になったのを機会に、「さすがにこれ以上Zwiftを始めるのを先延ばししては、一乗=一番乗りの名が廃るわい」ということでお正月くらいからローラ台の選別を始めたり、プレイ用の室内環境を整えたりと色々具体的に動き出したわけなんです。

スポンサーリンク

自動負荷調整式のスマートトレーナーが欲しい

Zwiftを始めるにあたっては、バイクは当たり前として、推奨/最小動作環境のPC以外には、トレーナーとセンサーが必要になるのですが、その組み合わせとしては、

zwift_sensor_and_trainer
(引用元:Which trainers does Zwift support?)

  • クラシックトレーナー&スピードセンサー
  • クラシックトレーナー&パワーメーター
  • スマートトレーナー

のいずれかになります。

私は元々ローラー台は持っていなかったので、どうせ買うならZwiftのバーチャルコースの勾配に応じて負荷を自動的に切り替えてくれる最新のスマートトレーナーにしよう!と思ったワケです。

自動負荷調整式のスマートトレーナー一覧

そこで、何日も下記のZwift公式に掲載されている自動負荷調整機能に対応したスマートトレーナーのリストとにらめっこしながらあーでもないこーでもないと思案を巡らせていました。

The following smart trainers change resistance in Zwift:

  • Wahoo KICKR
  • Wahoo KICKR SNAP
  • Racermate Computrainer
  • CycleOps Powerbeam Pro
  • CycleOps PowerSync
  • Tacx Bushido Smart ANT+ T2780 (needs ANT+ FE-C update)
  • Tacx Vortex Smart ANT+ T2180 (needs ANT+ FE-C update)
  • Tacx i-Genius Multiplayer Smart T2010
  • Tacx Genius Smart T2080
  • Tacx IRONMAN® Smart T2060
  • Tacx Flow Smart T2240
  • Tacx Smart Neo
  • BKOOL (needs ANT+ FE-C update)
  • Elite Qubo Digital Smart B+

Zwift also works with the ANT+ versions of the following:

  • Elite Real Turbo Muin (including B+)
  • Elite RealAxiom (including B+)
  • Elite RealPower
  • Elite RealTour (including B+) – see known issues
  • Elite Real E-motion smart rollers (including B+)

(引用元:Which trainers does Zwift support?)

購入候補から外した製品

で、この中から選ぶにあたってまず候補を減らすことにしました。

Wahoo製品は高嶺の花

まず、Wahoo Fitnessの製品ですがネット上のレビューなどを読むと「アプリが最も充実している」「作りが堅牢である」など非常に評価が高いのですが、お値段も高めでしてWahoo KICKRが1200ドルほど、Wahoo KICKR SNAPが700ドルほどします。

ちなみに、昨年の12月頃にKICKR SNAPに関しては日本国内でも販売されるようになったのですが、その価格が上位機種であるKICKRに迫らんばかりの12万9600円とふざけたことになっていまして、金持ちと情報弱者という二つの要素を兼ね備えた特定パーソンにしか訴求しない商品となっています(笑)。

じゃあWahooの本社がある米国から取り寄せれば良いかというと、現在日本はWahooのトレーナーの輸出先から外れているんですね(輸出先リストに「Japan」はありますが、太字じゃないのでトレーナーは日本へは輸出不可ということになります)。

wahoo_shipping
(引用元:http://www.wahoofitness.com/shipping-and-delivery)

なので、実際にはeBayなどのオークションサイトで落札する以外になかなか入手手段がないのが現状です。そんなわけですから何だかんだWahoo製品については非常に気にはなったのですが早々と諦めました。

ちょいとマイナーなトレーナーは買うまいなー

次に、Racermate Computrainer, CycleOps Powerbeam Pro, CycleOps PowerSync, BKOOLといった製品についてですが、ほとんど日本語で詳しく説明しているサイトがないので困ります。

そこで、海外にトレーナーを含めた自転車関連製品のレビューをたくさん書いておられるDC Rainmakerというニックネーム?の有名なブロガーがいらっしゃるのですが、その彼が以下の記事のなかでこれらの製品についてごく短くですが言及しているので、それを参考にすることにしました。

My Winter 2015-2016 Bike Trainer RecommendationsMy Winter 2015-2016 Bike Trainer RecommendationsIt’s once again fall in the Northern Hemisphere – which for most of us means transitioning to a more steady diet of trainer rides indoors, keeping the outdoor days for those that grace us with better weather. I started doing the Trainer Recommendations post three years ago, and I know many of you are looking for an updated version for this season. We saw a boatload of new trainers over the past few months, predominantly at Eurobike and Interbike.

www.dcrainmaker.comはてブカウンター
  • Racermate Computrainer:ソフトウェアが酷い・高い・時代遅れ
  • CycleOps Powerbeam Pro & PowerSYnc:ANT+/BLEの両方に対応していないので駄目
  • BKOOL:良いトレーナーだが価格がぼったくり

ちょっと散々な言われようですが、日本ではミノウラ、エリート、タックスなどに比べると、ややマイナーなこれらのメーカーの製品の使用感をなかなか実際に確かめる術もないので、ここは高名なDC Rainmaker氏の評価を信じて、これらのトレーナー群はばっさり候補から外すことにします。

さらなる選別

でそうなると、結局残るのは、TacxとEliteの製品群だけということになります。

ただ、Tacx i-Genius Multiplayer SmartとTacx IRONMAN® Smartは私には不要な付加価値がついた商品なので候補から除外、そしてTacx Flow Smartは特定のお店でしか変えない商品なのでこれも候補から外します。

また、Tacx Genius Smartについても、先述のDC Rainmaker氏が「このトレーナーは他のTacxのユニットと違ってホイール自体を回転させることができるので、ダウンヒルのシュミレーションができる。まあ1、2回遊んでみるのは面白いだろうけど、そのために他のトレーナーよりも高いGeniusを買う価値があるかというと疑問だ」と書かれていますが、私もダウンヒルのシュミレートはいらないのでこれも候補から外すことにします。

さらに3本ローラーのElite E-motion、Zwiftのサイトで”known Issues(既知の問題)”があると但し書きのあるElite RealTour、Eliteの商品ページから消えているElite RealPowerも候補から外しました。

さらに、続くかどうかもわからない初ローラーにいきなり大金を注ぎ込むのもどうかということで、とりあえず15万円以上するTacx Smart Neo, Elite Real Turbo Muin, Elite RealAxiomも候補から外します。

最後に残ったのは3つ・・・

結局、

  • Tacx Vortex Smart
  • Tacx Bushido Smart
  • Elite Qubo Digital Smart B+

の3つに候補が絞られました。

勘違いにご注意!

私も最初勘違いしていたので、一応このセクションの最後に言及しておこうと思います。

Elite Turbo Muin Smart B+は商品名にSmartが付いていますが自動負荷調整式のトレーナーではないので、もしZwiftのバーチャルコースの勾配に応じて自動的に負荷が変わるタイプのトレーナーをお探しの場合は注意してくださいね。

また、 最近発売されたElite Voranoもダイレクトドライブ方式なのにお手軽価格という大変魅力的な商品だと思いますが、自動負荷調整式のトレーナーではありませんのでご注意を。

購入候補のトレーナーの違いをざっくり説明

Tacx Vortex Smart

From: Tacx.com
(From: Tacx.com)

Vortexは電気ブレーキ式のインタラクティブなスマートトレーナーだ。この負荷ユニットは平均的なトレーニングレベルに適しており、最大950Wの負荷まで上げることができる。サイクリングコンピュータを使用することなく、Vortexを素早く簡単にTacxのアプリやサードパーティのソフトウェアに接続することでトレーニングできる。(訳:ゑビス)
(引用元:https://www.tacx.com/products/trainers/vortex-smart)

  • 価格:¥60,000(¥38,000)~ ※括弧内は海外通販の場合の価格
  • 最大勾配:7%
  • 最大負荷:950W

Tacx Bushido Smart

From: Tacx.com
(From: Tacx.com)

「Bushido Smart」は大きく、そして現実世界に近い負荷を可能とする電子モーター搭載の負荷ユニットを採用するホームトレーナー。ホイールの回転を利用して発電するためコンセントを必要とせず、電源が確保できない場所でも使用可能ながら、最大1,400ワットの出力に対応する。そして、専用アプリ「Tacx Cycling app」を通してANT+及びBluetoothに対応するタブレットやスマートフォンと連携することでモーターを制御し、多種多様なトレーニングを可能としたことが最大の特徴だ。
(引用元:http://www.cyclowired.jp/news/node/153233)

  • 価格:¥90,000(¥55,000)~ ※括弧内は海外通販の場合の価格
  • 最大勾配:15%
  • 最大負荷:1400W

Elite Qubo Digital Smart B+

From: Elite-it.com
(From: Elite-it.com)

専用サイクルコンピューターやスマートフォン、タブレットと連携する電子制御負荷ユニットを搭載した「QUBO DIGITAL」。100V駆動の電子制御負荷ユニットによって、実際に山を登るかの様な「低ケイデンス高負荷」を再現できる固定ローラーだ。トッププロのニーズにも耐えうるモデルで、最大で1600W(斜度6%相当)もの高負荷を生み出すことができる。フレームはエリートが得意とする自重式。ライダーと自転車の自重によってタイヤをローラーに押し当てることで、実走行に近い自然な負荷の掛かり具合を実現しているという。ローラーはエリート社とドイツ・バイエル社が共同開発した赤いエラストGELローラー製で、従来品との比較で騒音を50%、タイヤの摩耗を20%低減することに成功した。
(引用元:http://www.cyclowired.jp/lifenews/node/188622)

  • 価格:¥45,000(¥40,000)~ ※括弧内は海外通販の場合の価格
  • 最大勾配:6%
  • 最大負荷:1600W

(※価格は2月下旬頃の相場です。販売価格は当然つねに変動しますのであくまでも参考程度に考えていただければと思います。)

特徴をざっくりまとめると

さて、それぞれのトレーナーの特徴をざっくりまとめますと、

  • Vortex:価格と性能のバランスが良い※ただし海外通販経由で買った場合
  • Bushido:勾配15%まで対応は魅力。またコンセントが不要という付加価値がある
  • Qubo Digital Smart B+:比較的安価。また自重式なのでキャリブレーション(負荷装置の押しつけ具合の調整)が不要でセットアップが簡単

ということになるでしょうか。

最終的にEliteのDigital Smart B+に決めたワケ

当初は、勾配15%まで対応していて、しかもコンセントレスでトレーニングでき、かつガイツー経由で買うと6万円を切る価格で買えてしまうということで、TacxのBushidoを買うことにほぼ決めていたんですが、しかしながら、海外通販で買うと初期不良があったり故障した場合どうするかという大きな問題があるので最終決断までは至りませんでした。

Tacx製品をやめたワケ

そして躊躇している間、毎日のようにTacxの公式フォーラムや関連フォーラムなどをチェックしていたのですが、そこでTacxの負荷連動式のトレーナーの動作不良が数多く報告されているのがちょっと気になりました。いくつか例を挙げますと、

  • 温度変化によってモーターブレーキにトラブルが起きる
  • 登り坂で負荷が高くなりすぎる
  • 登り坂で負荷が低くなりすぎる
  • モータ部分からカラカラ異音がする
  • キャリブレーションが上手くいかない

といった問題がフォーラムで度々報告されているんですよね。もちろん、フォーラムというのは様々なトラブルを抱えた人がサポートを求めて書き込む場所なわけですから、こうした問題が多く報告されるのはある程度自然なことでしょうが、ただそれにしてもちょっと多いかなという印象なんですね(※とはいえ、あくまで私の個人的印象にすぎないので、そこは皆さん各自でフォーラムを実際に読んでみていただければと思います)。

結局、

  • Tacx製品を買う場合は価格が圧倒的に安いので海外通販を利用したい
  • Tacxの自動負荷調整式のスマートトレーナーはまだ改善の余地が大きく、外れを引く確率がちょっと高い印象 ※あくまで独断的・主観的な印象です

以上の2点を考慮した結果、ガイツーでTacxのトレーナーを買って初期不良品を引き当てるというリスクは犯したくないので、最終的にBushidoとVortexも候補から外すことにしました。

ただ、Tacxの名誉のために付け加えておくと、当然ですがBushidoやVortexを買って大満足しているユーザーの方が大多数だと思います。良評価を知りたい方はWiggleChain Reaction Cyclesの5つ星・4つ星レビューを中心にチェックしてみるといいかもしれません。

また例のDC Rainmaker氏が500ドルくらいのトレーナーとしてTacxのVortexを一押しされているということもついでに言及しておきます。

結局EliteのQubo Digital Smart B+をゲットしたよ!

さて、Tacx製品をスルーするとなると、最終的にはQubo Digital Smart B+が残ったことになります。

あるいは、まだ全体として何だかんだ過渡期・発展途上であると思われる自動負荷調整式のスマートトレーナー自体を買うのを見送るという後ろ向きの選択肢もないわけではありません。

ただ冒頭にも書きましたが、ただでさえ半年ほどZwiftデビューを愚図らせているのに、さらにまた半年、1年と先延ばしできるかい!ということで、男らしく1月の中頃に購入を決断し、実際に1月の下旬頃にQubo Digital Smart B+をゲットした次第です。

ここまでの流れですとただ単に消去法でQubo Digital Smart B+に決めただけに思われるかもしれませんので、一応この固定ローラーを選んだ積極的理由を挙げてみましょう。

  • 国内ショップと海外ショップで買う場合の価格差がほとんどないので、国内ショップで買っても損した気にならない
  • 国内ショップで買えば、初期不良・故障時にも安心
  • 安価なので万が一気に入らない、あるいは使わなくても財布的・精神的ダメージが少ない
  • 自重式のためキャリブレーションが必要ないのでその分トラブルが起きにくいのではないかと勝手に推測

正直、あまり積極的な理由ではないですね(笑)。けれども実際Qubo Digital Smart B+を1ヶ月ほど使ってみて思うのは、とくに穴もなく無難に作られた製品であり、さっさと買っておいて正解だったということですね。また、買う前はちょっと物足りないかなと思っていた負荷6%というのも、いざ実際に使ってみると15%とかは逆にいらなかったなと感じています。

その他もろもろのElite Qubo Digital Smart B+の使用感については、ここまでかなり記事の文字数が多くなったので、後日また改めて別記事で書こうと思います。

まとめ

ハムレットのごとくどのスマートトレーを買うか頭を悩ませている方は、とりあえず比較的安価なElite Qubo Digital Smart B+やTacx Vortex Smartを購入しておいて、近い将来Tacx Neoのような静音かつリアルタイムで負荷が自動変動するタイプのスマトレ最終進化版ともいえる製品が10万くらいで買えるようになったらそちらに乗り換えるくらいの腹づもりでよいのではないでしょうか。

ちなみに、現在発売されている自動負荷調整式のトレーナーのうちリアルタイムで負荷が変動するのは、実はTacx Neoのみなんですね。他のトレーナーは高価なKICKR含め、程度の差はありますが、バーチャルコースの勾配よりも少し遅れたタイミングで負荷がかかり始めます。この辺りの遅延が絶対に許せないという方はTacx Neoを購入するか、当面自動負荷調整式のトレーナーの購入を見合わせた方がいいかもしれません。

さてさて、そんなわけで今回は私がElite Qubo Digital Smart B+をZwift用のスマトレとして選んだ理由を記事にしてみました。自動負荷調整式のスマートトレーナーでZwiftを始めようとしている方の参考に少しでもなれば幸いです。

にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 その他スポーツブログ ジョギングへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。