Garminのバーチャルパートナーをディープに使いこなせ!

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バーチャルパートナーページのキャプチャ
Captured By Ebisu

ガーミンのバーチャルパートナーというのは、設定した速度や過去に記録した速度で仮想のパートナーが並走してくれるという大変ワンダフルな機能です。何メートル遅れているとか、何秒先行しているという情報が逐一バーチャルパートナーページに表示されるので、それを意識しながらライドやランニングをすれば、ただ漫然と走るよりもペースメークもしやすくモチベーションもあがりPR更新も容易になる・・・はずです。

そこで本日は最近密かにStravaのとあるマイナー区間のPR更新を目論んでいるらしいゑビスが、最近あれこれ試して会得したバーチャルパートナーのちょっとディープな使い方をご紹介しようと思います。

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なお、以下の操作方法などはあくまで私が所有しているGarmin Edge 520Jに基づいた情報になりますので、別のガーミン端末だと場合によっては微妙に操作方法が違ったり、そもそも同様のことができないかもしれません。その辺りは予めご承知ください。

バーチャルパートナーの基本的な使い方

さて、まずは基本からということで、一番オーソドックスなバーチャルパートナーの使い方を説明しておきます。

Garmin Connectでコースの作成
コースを作成し、スピード・ペース・時間のいずれかを自分の目標値に設定したうえで保存→デバイスへの送信を押す

  1. Garmin Connectでコースを作成し、スピード・ペース・時間のいずれかを自分の目標値に設定したうえで保存する
  2. 「デバイスへの送信」ボタンを押し、コースデータをガーミンに送る
  3. 走行時にガーミンのデバイス上で「トレーニング>コース」で開いたコースリストから送信したコースを選択する

以上です。とても簡単ですね。

ただ、このやり方だと、並走してくれるバーチャルパートナーはあくまで一定のペースを刻むだけなので、たとえばランニングでフラットなコースをキロ4分45秒で走りたいというようなときにはペースメーカーとして非常に役に立つのですが、アップダウンの激しい峠を走る場合なんかですと、勾配に応じた速度変化がないため、たとえばバーチャルパートナーは激坂を平然と平面のペースで登り切ってしまうので、ほとんどライバルとしての実用性がないのが痛いところなんですよね。

Stravaと連携させてよりバーチャルパートナーをディープに活用する

そこで任意のStravaユーザーの区間記録を活用して、もっと実際に使えるバーチャルパートナーを作る方法を今回ご紹介しようと思います。

ちなみにStravaのプレミアム会員の場合、任意のユーザーのアクティビティ全体をGPXファイルとしてダウンロードすることはできますが、区間ベースのGPXってダウンロードすることはできませんよね?(※少なくとも去年私がプレミアムの無料トライアル期間に試してみたかぎりではそうでした)そもそもダウンロードしたGPXファイルからは速度のデータが省かれていたと思うので、バーチャルパートナーとして活用することができません。また、プライバシーの設定を「高度プライバシーモード」にしているユーザーのアクティビティはフォロアー以外はダウンロードできないです。

Raceshape.comのVirtual Partner Uploaderを利用する

そこでRaceshape.comの登場です。「Raceshape.comって何よ?」「Virtual何ちゃら?何か怪しくねー?」と訝しく思われた方も多いと思うので、まずこのサイトがどういった素性のサイトなのか簡単に触れておきたいと思います。

Strava has recently acquired Raceshape’s technology, and Raceshape will be closing down at the beginning of October. The mastermind behind Raceshape, Paul Mach, is now working for Strava, and is the main (only?) software developer responsible for integrating this tool into Strava.
(引用元:Raceshape is now a part of Strava.)

英語が分かる方は上記を読んで頂ければいいですが、面倒な方のために簡単に説明しますと、Raceshape.comというのはStravaが2014年に買収したサイトで、現在のStravaのヒートマップやCR・KOMとの負荷比較などの機能はこのRaceshape.comから移植されたものらしいです。

このサイト、実は2014年の10月にシャットダウンされるという話もあったようですが、今現在(2016年2月15日)そういう兆候はなく普通に利用できます。何にせよ元々Stravaのデータを外部で色々利用するためのツールを開発・公開していたサイトがReshape.comで、そのツールが大変優秀なのでStravaに中の人ごと買収されたということのようですね。そんなわけですので全く怪しいサイトでも何でもないということはおわかりいただけたかと思います。

で、Raceshape.comのサイトにはVirtual Partner Uploader略してVPUというセクションがあるのですが、これはStravaの任意のユーザーのアクティビティ、あるいは任意のユーザーの区間記録をガーミンにバーチャルパートナーとして取りこむことを支援してくれるWebツールなんです。

VPUの使い方

では早速VPUの使い方について順番に説明していきますね。ただし、任意のアクティビティ全体を取りこんでバーチャルパートナーにする(たとえば誰かの東京マラソンのアクティビティ全体を取りこむということです)ということはあまりないと思うので、今回はあくまで任意のStravaユーザーの区間記録をガーミンにバーチャルパートナーとして取りこむ方法を説明します。

  1. Stravaにログインし、お目当ての「区間」のリーダーボードを開く
  2. バーチャルパートナーにしたいライダーのアクティビティリンク(要するに日付です)をクリックしてアクティビティに移動する
    Stravaのリーダーボードのキャプチャ
  3. アクティビティのURLをコピーする(URLは”https://www.strava.com/activities/数字#数字”のような構造になっていると思います)。
  4. VPUを開き、コピーしたURLをVPUの入力エリアにペースし、「Get Started」ボタンを押す(※なお、ランニングのアクティビティの場合は、URLが”https://www.strava.com/activities/数字/segments /数字”のような構造になっているので、ペーストしてからこの”/segment/”の部分を”#”に置換する必要があるので注意してくださいね)
    VPUの入力画面のキャプチャ
  5. 処理が終わると下に「download the CRS file」というリンクが青色で表示されるのでクリックしてCRSファイルをダウンロードする(なお、ダウンロードしたファイルは名前が”effort”で始まっているはずです。アクティビティ全体が対象の場合、ファイルは名前は”ride”で始まります)。
    VPUのCRSファイルのダウンロード画面
  6. ガーミンをPCに接続し、”Garmin/NewFiles”フォルダにダウンロードしたCRSファイルをコピーする

以上で下準備は終わりです。

あとは、実際に走行する際に、ガーミン上で「トレーニング>コース」で開いたコースリストから新規に作成されたコースを選択してアクティビティを開始すればOKです。

Chromeユーザーに朗報!「StravistiX」を使うと面倒が省ける!

なお、「StravistiX」というChromeの拡張機能を使うと、上記の手順を省いて簡単に任意のユーザーの区間の記録をダウンロードすることができます(※ただし今のところライドのみ対応のようです)。詳しくはこちらの記事で解説しています。

Chromeの拡張機能「StravistiX」でStravaをさらにディープに拡張せよ!「StravistiX for Strava」というGoogle Chromeの拡張機能があるのですが、これを利用することによりStravaのウェブサイトが拡張されてさらに多機能になります。

過去の自分と効率よく戦え!

さて、以上でStravaとVPUとガーミンを連携させてバーチャルパートナーを活用する方法の説明は終わりですが、最後に自分の記録をバーチャルパートナーとして使って効率的にPRを狙う方法についてもちょこっと触れておきます。といっても上のやり方と基本的に変わりません(なお、前提として、お目当ての区間を過去に一度でも走ったことがあり区間のリーダーボードに自分のPRが表示されている必要があります)。要は他人の代わりに自分のアクティビティを選んで取りこむだけです。

違う点は、取りこんでから「トレーニング>コース」を選んでバーチャルパートナー機能を開始した後に、メニューでバーチャルパートナーの速度を変えてやるという点だけです。

バーチャルパートナーの変更方法
「メニュー」→「バーチャルパートナー%変更」→ バーチャルパートナーの速度を僅かに上げる

デフォルトはパートナーの速度は100%なんですが、これを100%よりも大きな数字にするとバーチャルパートナーの速度が上がります。なので、過去の自己ベストをバーチャルパートナーとして取りこみ、その速度を101%や102%などとしてやれば過去の自分のPRよりもほんの少し速いランナー・ライダーの出来上がりです。

この過去の自分よりすこし速い影武者を上手く使えば、がむしゃらに気合いで走るよりもPRの更新がもっと容易になるのではないでしょうか。

おわりに

ちなみに、ゑビスはお目当ての区間のPR更新はなったのでしょうかって?ええ、おかげさまで、10秒ほど更新できましたよ!

かなり過疎感の強いマイナー区間(笑)なんですが、それでもまだコースレコードには20秒ほど差があるので引き続きバーチャルパートナーを活用してなんとかCRをゲットしたいと目論んでいるゑビスです。

皆さんもガーミンのバーチャルパートナーを使いこなして是非PRの更新を達成してくださいね!

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※2016年3月1日追記:今現在Raceshape.comが利用できない状態になっているようです。

どうやらStravaに雇用されていた開発者のPaul Mach氏(元々Raceshape.comでツールを公開していた方です)が最近Stravaを離れたため、それに伴ってサイトもダウンしてしまっているようです。

今後Raceshape.comが復活するのか、Stravaがサイト自体を封印してしまうのかわかりませんが、とりあえず記事自体は残し、また何か事態の進展をキャッチしたら報告したいと思います。


※2016年3月10日追記:Raceshape.comが再び利用できるようになったようです。良かった良かった。

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