ヤマレコを活用して幻のトレイルを辿れ!(準備編)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
Photo By Ebisu
Photo By Ebisu

私は普段、舗装された林道や峠はよく走るのですが、本格的なトレイルというか山道にはあまり立ち入りません。

理由としては熊が怖い、蜂が怖い、毛虫が怖い、迷子が怖い、専用の靴がないなど色々ありますが、それでも時折銀閣寺の裏山(要するに大文字山のことです)や舟山なんかをひぃひぃ言いながら登ったりもします。そうすると舗装された林道を走るのとは違う刺激が足腰に入るし、また何よりタイムを気にせずゆっくり山道を歩いたり走ったりするのが、どうかするとPR(自己ベスト)ばかり追い求めがちな私みたいな人間にはちょうどいい気分転換になるんですね。

ところで、大文字山なんかの有名なハイキングコースの場合だと迷う心配はほとんどないので、事前にとりたてて準備や計画をする必要もないんですが、もっとマイナーな人知れないトレイルに出かけるときはそうもいきません。基本的に、数日前から入念にルートの確認・選定をして当日迷うことなく無事帰宅できるようにしなければなりません。私の場合、基本的に単独行となるのでより慎重に事を進める必要があります。

スポンサーリンク

沢ノ池にいつもとは違うルートで向かう

さて、京都に知る人ぞ知る、というか京都で子供時代を過ごしたことのある人ならたいてい一度くらいはキャンプや遠足で出かけたことがあるだろう「沢ノ池」という大きな溜め池が山奥にあるのですが、年に何度か不意にふらっと行きたくなるんですよね。で、先日の話ですが、その「不意」が訪れまして天気の良い休日に沢ノ池まで行ってきました。

ただ、今回は敢えていつも通っている鷹峯方面からのルートではなく、これまで通ったことのない未知のルートから「沢ノ池」を目指してみようという妙な気を起こしてしまったんですね。

きっかけはと言いますと、「沢ノ池」へのルートをどうするかGoogleで調べていたときにたまたま目にした以下のサイトのこんな記事です。

【情熱大陸】地図にない道をつくる…ド素人登山家が冬の未踏峰を開拓する(沢ノ池・京都市北区、原谷ルート) - お墨付き!【情熱大陸】地図にない道をつくる…ド素人登山家が冬の未踏峰を開拓する(沢ノ池・京都市北区、原谷ルート) – お墨付き!11/22、以前紹介した「【京都秘境ハンター】京都街中に近いのに遠い謎の秘境 沢ノ池」という記事を書きました。(なお、この記事の続編もあります)
今回は、その沢ノ池へ向かうルートで、現在は消失してしまっているルートを再発掘すべく、我々はチームを編成することになりました。

osumituki.comはてブカウンター

興味のある方は記事を読んでいただければいいのですが、なにぶん長いので内容を要約しますと、「沢ノ池へ続く原谷ルートという現在は消失してしまった?らしい幻のルートを開拓すべく奮闘したが失敗に終わった・・・」というちょっとほろ苦い結末の記事になっております。

この記事に私ゑビスも「何だか面白そうだし、俺もいっちょチャレンジしてみみるかな」と年甲斐もなく触発されまして、先日原谷方面から沢ノ池を攻略すべくハイキングに出かけてきました。今回はその顛末について書こうと思います。

ただし、全部書くと記事が長くなるので、今回は準備編、次回は実録レポ編ということで前編・後編に分けてお送りしたいと思います。

事前準備あれこれ

さて、幻のルートから沢ノ池へ向かうのですが、単に無鉄砲・無計画に突撃してみるのも面白いかもしれませんが、それではやはりスマートウォリアーの看板が泣くということで、今回ももちろん各種ツール・ガジェットを駆使してずる賢くチャレンジすることにします。

ルートの選定に使うサイト

まずはどのようなルートで沢ノ池へ向かうかを決定します。とはいえ、国道でも県道でも府道でもない未舗装の山道をGoogle Mapなどの一般のマップを使って探すことは難しいので、

を利用することにします。

OpenStreetMapとは?

OpenStreetMapというのはStravaなんかも利用しているマップですが、一言で言うとマップ版Wikiみたいなもので「誰でも自由に参加して、誰でも自由に編集でき、誰でも自由に利用する事が出来るフリーの地理情報データを作成することを目的としたプロジェクト(公式サイトより)」です。

OpenStreetMap Japan | 自由な地図をみんなの手に/The Free Wiki World MapOpenStreetMap Japan | 自由な地図をみんなの手に/The Free Wiki World MapOpenStreetMap(OSM)は、道路地図などの地理情報データを誰でも利用できるよう、フリーの地理情報データを作成することを目的としたプロジェクトです。

openstreetmap.jpはてブカウンター

このマップは未舗装の山道などもかなりカバーしているので、とりあえずどんなルートが存在するのかをさくっと把握するのに非常に便利です。

ヤマレコとは?

ヤマレコ - 登山やハイキング、クライミングなどの記録を共有できる、登山の総合コミュニティサイトヤマレコ – 登山やハイキング、クライミングなどの記録を共有できる、登山の総合コミュニティサイト登山に関する情報をみんなで集めて、みんなで共有する場所。その実現と維持のために、ヤマレコはサービスを提供しつづけています。あなたもぜひその輪に参加しましょう!

www.yamareco.comはてブカウンター

ヤマレコというのは簡単に言うとユーザーの登山の記録が何十万件と登録されたサイトです。

その地図機能の一つに「みんなの足跡を表示する」という特徴的なものがありまして、これを利用することで自分が計画したルートを実際に過去に通った人がいるかどうかが確認できるんですね。この機能は、実際に人が通れるような道なのかそれともすでに消失してしまっている道なのかわからないようなトレイルを辿る場合には非常に役に立ちます

実際にルートを選定する

それでは実際にルートを選定するにあたってまずはOpenStreetMapで原谷・沢ノ池周辺を開いて見ます。ただ、OpenStreetMapの公式サイトはちょっと重かったり使いにくかったりするので、Stravaを介してルートを確認することにします。

OSM - Sawanoike

左側の赤い線で囲ったのが目的地の沢ノ池、そして右下の薄い緑色の地区が原谷地区です。そしてちょっと見にくいですが山の斜面や尾根に無数に描画されている薄い黄色の線が山道です。

さて、これを見ますと確かに原谷方面から沢ノ池へと続く山道があるのが確認できます。

ただ、一つ注意しなければならないのは地図で山道が描かれているからといって、その山道が実際に人が通れる道として機能しているかどうかは別だということです。

そこで今度は原谷・沢ノ池周辺をヤマレコの地図で開いて見てみることにします(トップページから地図検索ボタンをクリックして地図を開き、右上の「みんなの足跡を表示する」ボタンをクリックしてから、対象の地域へクローズアップします)。

yamareco_sawanoike

オレンジ色の点が足跡を示しているのですが、2系統ほど原谷方面から沢ノ池へと続いている足跡がありますね。足跡は途中で合流しているようです。

原谷地域の南側から続いている足跡はOpenStreetMapに描かれている山道と一致していますが、一方、原谷地域の北側から続いている足跡は先ほどのOpenStreetMapには描かれていないルートを辿っているようです。

どちらのルートを選択してもいいのですが、微妙に距離が短いような気がするので(笑)、今回私は原谷の北側から続いている足跡が辿ったルートをトレースして沢ノ池を目指すことにします。

ちなみにグーグルマップで改めて入山ポイントを調べてみましたら、どうやら「妙法山常信寺」というお寺のあたりということがわかりました。

GPXのダウンロード

このヤマレコの足跡を見ながら、Garmin ConnectやRuntastic・Stravaなどのルート作成機能を利用してマニュアルでアバウトなルートを作成してもいいのですが、今回はできるだけ正確なデータが欲しいので、ヤマレコの足跡から登山記録を検索して、そこから該当ルートを表示してGPXファイルとしてダウンロードすることにします。

yamareco_search

  1. 目的のルートを通っている足跡を範囲選択して緑色の検索ボタンをクリックします(ちなみに選択範囲をできるだけ狭く限定した方が目的のルートを探し当てやすいです)
  2. 検索結果のウィンドウが開きますが、「高精度検索モード」をオンにして再検索します。
  3. 検索結果として何件か登山記録が表示されるので(無料メンバーだと最大5件までのようです)、上から順番にピンク色の「ルートを表示」ボタンを押して地図上にルートを表示させていき、自分が辿るルートに一番近いルートのタイトルをクリックして山行記録を開きます
  4. 「マップ機能」から「GPXファイルをダウンロード」を選択し、GPXをダウンロードします

GPXの編集

ダウンロードしたGPXファイルは自分が利用しないルートも当然含んでいるので、GPXファイルを編集できるWebツールなどを使って自分用のルートに編集し直しました(今回は編集方法については詳しく書きません)。

往路しかルートは作成していませんが、最終的に出来上がったルートがこれです。
haradani-sawanoike_gpx

準備万端!

作成したGPXファイルをGarmin Edge 520Jに送っておきます。また万が一Edge 520Jが故障した場合のことも考えてとランタスティックのルートとしてもインポートしておきます。

後は当日Edge 520JやRuntastic系アプリを見ながらルートを正確にトレースしていけば原谷から沢ノ池へと無事抜けられるはずですが・・・さて結果やいかに!

続きは続編で。

にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 その他スポーツブログ ジョギングへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。