Chromeの拡張機能「StravistiX」でStravaをディープに拡張せよ!

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From: StravistiX
From: StravistiX
StravistiX for Strava」というGoogle Chromeの拡張機能があるのですが、これを利用することによりStravaのウェブサイトが拡張されてさらに多機能になります。

今日はそんな素敵な拡張機能「StravistiX for Strava」の機能の一部を紹介したいと思います。

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StravistiXを作ったのは?

Stravistix for Strava
Chrome/Opera extension addingfeatures for Strava website with new performances data and improved ergonomics.

StravistiXはStravaがオフィシャルに公開しているものではありません。この拡張機能を開発したのはフランス人のプログラマーのThomas Champagne氏です。なんでも彼はStravaで現在活用・確認できる情報に不満があり、その不満を解消するためには自分で拡張機能を開発するしかなかったそうです。

ちなみに彼のTwitterをフォローすれば、拡張機能の最新状況を知ることが出来ますよ。


StravistiXで具体的に何ができるのか?

では、具体的にStravaの表示がどう変わるのか説明していきます。

StravistiXによって拡張されるメニュー

stravistix_menu
オレンジ色の三本線のメニューがダッシュボードの左横にデフォルトで表示されるようになります。このメニューにマウスを重ねると開くパネルから「Common Setting(共通設定)」や「Health Setting(ヘルス設定)や「Heat Map」などの様々なページへ移動することができます。

「Common Setting(共通設定)」はStravistiXの設定画面です。どの情報を表示してどの情報を隠すか表示に関して細かくコントロールできます。基本はデフォルトのままでいいと思いますが、カスタマイズしたいときはここから設定します。

「Health Setting(ヘルス設定)」はHRR(Heart Rate Reserve)に関する設定画面です。HRRというのは心拍予備能といって、トレーニングの運動強度を把握する際の指標になります。「%HRR=0%」が安静時心拍数のときの運動強度、一方「%HRR=100%」が最大心拍数のときの運動強度を示します。ですから、たとえば安静時心拍数が60bpm・最大心拍数が190bpmという人の場合だと運動強度50%でトレーニングしたいなっていうときの心拍数の目安は125bpmくらいということになります。まあ詳しくはググっていただくとして、これを設定しておくと心拍計をつけてアクティビティを記録したときに、運動強度の詳しい分布を知ることができますよ。普段心拍トレーニングをよくやる人にとってはかなり重宝する機能ではないでしょうか。

その他「Heat Map」や「KOM/CR Map」などのStrava Laboのツールへのリンクや、「Donate(制作者への寄付)」やTwitterへのリンクなどもありますがほとんどは説明不要と思われるので省きます。

StravistiXによって拡張されるデータ

stravistix_main
Stravaのアクティビティの距離・移動タイム・高度などが表示されている場所の下により多くの情報が表示されるようになります(※ちなみに参考画像として別府選手のZwiftのアクティビティをキャプチャーしています)

各データの意味についてはクリックすれば詳しい説明が(英語ですが)表示されるので、詳細についてはそちらを読んでいただければと思いますが、それではあまりに手抜きかと思うので(笑)、上から順にさらっと説明しておきます。

まず1段目の聞き慣れない?「Move Ratio」と「75% Quartile Pace」からいきます。

「Move Ratio」ですが、1が基準の値になります。1の場合一度も休むことなくアクティビティを完了したことを意味します。逆に、この値が1を下回れば下回るほど、途中でたくさん休憩したということになります。

その横に表示されている「75% Quartile Pace」というのは、アクティビティ全体から一番遅い25パーセント分の記録を抜いたときのペースのことです。たとえば信号によるストップアンドゴーや徐行を余儀なくされる市街地と、ほとんど信号のないような郊外を跨いだルートをライドやランニングで走行した場合、この「75% Quartile Pace」を見れば、いわばやむをえず減速しているときの記録が(大部分)省かれるため、より実質的なペースを知ることができるということですね。まあ、険しい登りでの顕著な減速も当然省かれてしまうので、基本的に平地全体をどのくらいの速度で走ったかを知りたいときいの目安にする感じでしょうか。

2段目にいきます。「TRaining IMPulse」はヘルプを読むとなにやら複雑な計算式によって導き出されているようですが・・・、StravaのSuffer Scoreのより正確バージョンということらしいです。「Heart Rate Reserve Avg」は心拍数から割り出したアクティビティの運動強度の平均値です。どちらも心拍計をつけたときだけ計算されます。

3段目は「登坂時間」と「平均上昇速度」、そして4段目は「ケイデンス中央値」と「ペダリング時間」ですね。これは説明はいりませんね。

さらにオレンジ色の「Show extended statistics(さらに詳しい統計を表示する)」ボタンをクリックすると、下記のようなグラフが表示されさらに詳しい情報をグラフィカルに見ることが出来ます。

stravistix_extended

個人的なお気に入り機能:Remote Segment View

とここまで説明してきてなんですが、ぶっちゃけて言いますと、走行後にゑビスは「Move Ratio」や「75% Quartile Pace」の値を逐一チェックするかというとむしろ全く気にしないことがほとんどです(笑)。なので正直このメイン機能だけならStravistiXも使っていないと思います。

では、一体何を目当てに私がStravistiX を活用しているかと言いますと、主に「Remote Segment View」というかたちで提供されているStrava用のツールを公開している外部サイト「Veloviewer」や「Segment Stats」への連携機能です。

stravistix_remote_sv

「Veloviewer」と「Segment Stats」を利用することで、たとえば、区間の高度変化を3次元で表示したり、ある区間においてこれまでトータルで何回のアクティビティがあったのか、また各ユーザーが何回チャレンジしたか、などといったStrava単独では知ることができない情報にもアクセスできるんですね。

もちろん、これらのサイトは別にStravistiXを使用しなくても利用できるのですが、StravistiXを利用することでStravaの区間ページからシームレスに外部サイトへ移動することができるし、また区間のIDの手動入力などの面倒な手間も省けるというわけですね。

以下簡単に「Remote Segment View」で開く外部サイト「Veloviewer」と「Segment Stats」についても見ていきましょう。

Veloviewer

Veloviewerについてはご存じの方も多いと思います。またVeloviewer自体大変豊富な機能があるサイトなので、今回はあくまでもStravistiXと関連した説明のみにとどめたいと思います。


たとえば関西の激坂として有名な暗峠を例にしますと、上記のように区間の3Dイメージを表示することができます。

veloviewer_stats
その他、マップや区間の様々な統計データも知ることができます。

veloviewer_startend
さらに、区間の開始ポイントと終了ポイントをグーグルマップのストリートビューによりチェックすることもできるんですね。始めて行く区間の場合、一体どこがスタートでどこがゴールか迷うことも多いですが、これで区間を事前にチェックしておくと「ゴールを勘違いして、50Mくらい損した~」なんてこともなくなりますね。

Segment Stats

「Segment Stats」というのは、Jonathan O’Keeffeという色々なStravaのツールを開発している方が公開している「Segment Details tool」というWebツールです。このツールを使うにはセグメントIDなんかを手動入力する必要があるのですが、StravistiXを利用することでその手間が省けます。

で、このツールを使うと、たとえば、ある区間の全アクティビティの記録をチェックできたり、あるユーザーが過去に何度その区間を走行したか、といったStrava単体ではわからない情報を見ることができます。

以下、プライバシー的な配慮から、日本から遠く離れた南米のエクアドルの「Ascenso Tomatera」という区間を例に説明していきます。

segment_stats_1

まず「KOM Podium History」ですが、Podiumというのは「表彰台」という意味です。つまり、1位から3位までのユーザーが過去から現在までどのように推移してきたかがこのタブでチェックできます。

segment_stats2

次の「Full Results」には、文字通りある区間の全アクティビティの記録が一覧表示されます。

次の「Annual Summary」「Monthly Summary」ではそれぞれ年間ごと、月間ごとの統計データをチェックできます。

segment_stats4

そして「Athlete Details」では、あるユーザーがその区間をトータルで何度走行したか、ベストタイムは何分何秒か、またアベレージタイムは何分何秒か、といったデータをチェックすることができます。

注意すべき点

Segment Statsこと「Segment Details tool」は大変便利なツールなんですが、総チャレンジ数が多い区間だとデータ量が多すぎてロードするのに時間がかかりすぎたり、ブラウザがフリーズしたりするかもしれないので注意が必要です。

たとえば、Zwiftの区間の場合、総チャレンジ数が万単位あるのが普通ですが、そうした人気区間だとこのツールは正直あまり実用性はないです。個人的にはストレスなく使うには総チャレンジ数1000くらいまでのややマイナー区間かなとは思いますが、まあ総チャレンジ数10000くらいまでは何とか処理を待てるかなという感じでしょうか。

アクティビティのエクスポート機能

Stravaのプレミアムユーザーじゃなければ他のユーザーのアクティビティはGPXファイルとしてエクスポートできませんよね?でも「StravistiX」を利用するとそれができてしまうんです。

gpx_export

通常の「GPX」のダウンロードアイコンの右横に「GPX export」と表示されているボタンをクリックするとファイルがダウンロードされます。ただし、プライバシー設定で「高度プライバシーモード」をオンにしているユーザーの場合は、このボタンそのものが表示されないので当然アクティビティのGPXファイルをエクスポートすることはできません。

virtual_partner
さらにリーダーボードから日付をクリックして任意のユーザーのアクティビティへ移動し、自動的に選択される区間の項目に表示される「Export effort as Virtual Partner」とあるボタンをクリックすると、Raceshape.comと連携して区間のGPX・CRS・TCXファイルをエクスポートすることができます。これらのファイルを対応しているGarminデバイスに取りこめばバーチャルパートナーとして活用できます(※ただし今のところライドに対応しているだけでランニングには対応していないようです)。

なお、バーチャルパートナーについての詳しい説明や、StravistiXを使わずにRaceshape.comを利用する方法については、以前の投稿記事「Garminのバーチャルパートナーをディープに使いこなせ!」をご覧になってください。

Garminのバーチャルパートナーをディープに使いこなせ!
ガーミンのバーチャルパートナーというのは、設定した速度や過去に記録した速度で仮想のパートナーが並走してくれるという大変ワンダフルな機能です。何メートル遅れているとか、何秒先行しているという情報が逐一バーチャルパートナーページに表示されるので…

おまけ:Strava専用クロームを作ったほうがいいかも?

拡張機能って増やせば増やすほどブラウザが重くなるので、新たにインストールするのを躊躇する慎重派の方も多いと思います。そういう人の場合は、普段のブラウジングに影響を及ぼさないよう別のアカウントに紐付けてStrava用Chromeを別個用意した方が幸せになれるかもしれません。この記事でそのやり方について触れるのもなんなんで、他サイトですが、以下の記事などを参考にしてみてくださいね。

Googleクロームをもう一つ設置する方法! 毎朝のルーティーン作業が楽に | ヨッセンス
今回は、1つのパソコン(Windows)の中にもう一つのGoogle Chromeを用意する方法です。作ったもう1つのクロームをルーティーンを片付けるためだけに利用する方法です。

まとめ

以上、本日はChromeの拡張機能「StravistiX」を使ってStravaをよりディープに活用する方法について解説しました。

皆さんも「StravistiX」を活用してCR・KOM・QOMを目指してみてはいかがでしょうか。

そして悲願のCR・KOM・QOMを獲得したあかつきには、StravistiXが提供してくれるデータの海にどっぷり浸りながら勝利の余韻を楽しみましょう。

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